Webデザイナーの仕事とは?実際の業務と仕事内容を4つ紹介

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Webデザイナーの仕事とは?実際の業務と仕事内容を4つ紹介

Webデザイナーとは

Webデザイナーは、文字通りWebサイトのデザインを担当するデザイナーです。
一括りにWebサイトと言っても、企業情報をメインに扱う「 コーポレートサイト」や販売している製品を紹介する「プロダクトサイト」、ネットで欲しいものを注文して手に入れる「ECサイト」など、Webデザイナーがデザインできる場所は多くあります。

ですが、Webデザイナーで就職したからといって、これらのサイト全てに関わることができるとは限りません。色々なサイトを満遍なく仕事している人もいれば、ECサイトに特化して仕事をしている人もいます。働き方や技術、所属している会社の方針によって左右される部分です。

仕事内容はデザイナーという呼び名から、デザイン(見栄えを良くしている)をしていることは理解してもらえると思います。しかし、実際にはデザインの他に「使いやすさ、理解のしやすさ、見やすさ」などのサイト利用者が操作しやすいボタン配置にしたり、目的の情報にスムーズに辿り着けるようにしたり、デザインでこれらを補助する役割も担っています。

リアルなWebデザイナーの仕事

先ほども記載しましたが、Webデザイナーの仕事は働き方や技術、会社によって左右される部分です。これまでの経験から、Webデザイナーとして就職をすると、実際どのような仕事ができるのかを紹介します。

EC保守がメインのWeb制作会社

仕事の内容

職務はディレクター・Webデザイナー・フロントエンドがあります。
業務は商品登録・商品ページ作成・バナー作成・メルマガ作成・キャンペーン対応などがあります。

仕事の進め方

基本的にはルーティンワークになります。
商品登録の手順などの業務だけでは無く、デザインに関してもマニュアル化されているので「見出しの文字サイズは32px」「小見出しの文字色は#○○○○○○」「バナーデザインは従来のバナーの情報だけを変更」などが、ガチガチに決まっている場合が多いと思います。

振り返って思うこと

しっかりとルールと決め事に則って仕事をするだけなので、高いレベルの技術を要求されることはありません。ミスなく教えられた手順通りできれば問題ない仕事ですので、決まった作業が好きな方にオススメできます。残業も日に0〜2時間と少なかったと思います。

当時の担当業務

Webデザイン・フロントエンド

広告代理店から受注するWeb制作会社

仕事の内容

職務はディレクター・Webデザイナー・フロントエンドがあります。
業務は各種サイトの構成・文言の作成からデザイン・コーディング・構築・運用などになります。

仕事の進め方

どのようなページを準備するか・内容はどうするか・デザインはどのようなテイストが良いかなどを代理店を経由して作成していきます。
定番の業務の流れとしては、「提案」→「作成」→「納品」→「運用」といった流れになります。一度「運用」まで辿り着いたら、新しい提案を行ったり、定期的な更新(保守)を行います。

振り返って思うこと

基本的に高いレベルを要求されます。そのため、残業時間も日に4〜6時間と結構ハードモードだと思います。(直受けと代理店受けで異なります)
ただ、有名企業や有名ブランドのサイト制作に関わることができ、成長と達成感を感じられる場所です。成長できる場所である反面、強いストレスがかかる場所でもあるので、心が持たなかったり、癖のある人が多い印象です。(私のいたところだけかも)

当時の担当業務

Webデザイン・フロントエンド・アシスタントディレクター

自社ネットショップ運用会社

仕事の内容

職務はディレクター・Webデザイナー・フロントエンドがあります。
業務は自社コーポレートサイトの作成や更新、楽天・Amazonなどのモールや自社ネットショップへの出店出品の対応、商品のランディングページの作成などになります。商品の在庫調整や商品ページ内への発送日情報の追加、モールキャンペーンへの申込みなども対応範囲です。

仕事の進め方

自社で商品の仕入れ・開発をしている商品に関するページを作成するので、仕入れ担当などから商品の話を聞いたり、実際に使ってみたりしてページを作成していきます。
商品在庫を管理している部署とも常に連携を取り、在庫が無かったり発送状況に変更がある場合はページ情報なども変更します。特に、キャンペーンやイベント時には迅速な連携が必要になります。

振り返って思うこと

自社で商品の仕入れ・開発をしているので、基本的に外部の人とのコミュニケーションは無く、社内で業務が完結します。(SEOや広告運用を外部依頼している場合は、コミュニケーションがあります。)EC業態なので基本的にルーティンワークになりますが、自社サイトを運営している企業ではページ作成の自由度が高いため要望されるレベルが高い場合があります。
新商品の発売、モールのイベント(楽天スーパーセールなど)の際には、準備やページ作成で残業時間が膨らみます。(台風が来てもモールのイベントは開催されるのです…)

当時の担当業務

マネジメント・ディレクション・Webデザイン・フロントエンド・オウンドメディア運用

事業会社

仕事の内容

職務はディレクション・Webデザイナー・フロントエンドがあります。
業務は自社コーポレートサイトや製品サイトの作成や更新、製品のランディングページ作成などになります。

仕事の進め方

自社で開発をしている製品のページを作成するので、開発部や営業部などと製品機能について話したり、活用シーンの相談をしたりします。新機能が追加されても、売れる理由や活用メリットが作られていない場合なども多くあり、お問い合わせを獲得するために理由作りをすることもあります。
メイン業務は、流入やお問い合わせの増加へのアプローチで、SEO対策とランディングページの改善になります。

振り返って思うこと

自社ネットショップと同様に、基本的に外部の人とのコミュニケーションが無いので社内で完結します。(SEOや広告運用を外部依頼している場合は、コミュニケーションがあります。)しかし、EC系とは異なりモール等、外部に振り回されるようなことは少ないので、残業時間も日に0〜1時間の場合が多いです。
明確な競合他社がいるので、競合サイトを見たり分析したりすることが頻繁にあります。

当時の担当業務

ディレクション・Webデザイン・フロントエンド・広告運用・SEO対策・オウンドメディア運用

まとめ

このようにWebデザイナーで入社したとしても、会社によって携われることが違います。
かと言って、上記の業態に就職したからといって同じ内容を仕事にできるわけでもありませんが、したい仕事を「したい」と言ったり、した方が良い仕事がないのであれば「しましょう」と言えば仕事の幅を広げることができます。
積極的に仕事を取りに行ったり作りに行くのは、ある程度の実績と社内での信頼を得た後がオススメです。

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