Web制作業界の労働環境と残業についての話

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Web制作業界の労働環境と残業についての話

こんにちは、デワコン編集部のユウです。
この記事では、「Web制作業界の労働環境や残業について知りたい」とお考えの方に、様々な労働環境でWeb制作を担当してきた経験から、その実情と残業が多い場合の回避方法を紹介します。

次のような悩みを解決できます

  • Web制作の労働環境はブラック?
  • Web制作を仕事にしたら残業が多そう…
  • 今、Web制作をしていて、残業が多い!どうすれば残業を減らせる?

結論

先に結論からお伝えすると「労働環境はトレンドの移り変わりが激しく、自己表現にNGが発生するので大変!代理店を介してお仕事をいただいていたり、EC系の場合は残業は多い!自社サービス(BtoB)は、残業が少ない!コントロール可能範囲で残業時間は決まる!」と思います。

もし今、残業が多くて悩んでいる人がいた場合は、以下の流れで解決できるか試してみてください。

  1. まずはどのようにすれば、減らせるか自分で考えよう。
  2. 一人で思いつかない場合、社外の友人にふわっと相談しよう。そして自分でもう一度考えよう。
  3. 1と2で考えついたアプローチを上司に投げかけてみよう。 (これで残業減らせると思いますか?)
  4. 無理なら、少し頑張って実力で残業を回避するか、職場を変えましょう。

ただ、業界で働きだしてすぐの方は、上記対応は絶対止めておいてください。
会社で働きづらくなりますし、なにより自分の成長の機会を自分で摘む行為です。家で勉強して、会社で仕事して、わからないことがあれば調べて、それでもわからない場合は先輩に聞いて技術レベルを高めることに励んでください。

 Web制作の労働環境について

Web制作のレイアウトやデザイン、コーディングは基礎となる考え方や手法はありますが、トレンドの影響を受けやすくなっています。また表現や技術的なトレンドもあれば、パソコンやスマートフォンの画面サイズなどのハード側のトレンドにも影響を受けるので、常に新しいことをキャッチすることが大切になっており、四六時中プライベートな時間を使って勉強することが当たり前とされている業界です。
また、仕事なので当然納期がありますが、基本的にゆとりが無くスケジュールギリギリです。万が一スケジュールに余裕があっても、中身が決まっていないからスタートできないとか、別の案件と並行して考えたら時間がないということが多いです。結果、残業につながります。

そのため、「プライベートと仕事は完全に分けたい」「プライベートで仕事のこと考えたら仕事してるのと同じ」「ずっと勉強するのは嫌だ」などの考えの方にとっては、ブラックな労働環境となっています。

Web制作で働いている人について

私は業界に飛び込む前、Web制作で働いている人はオタクや根暗な人が多いイメージを持っていましたが、実際は80%は普通の人です。20%の変わった人はお風呂に入らなかったり、ティッシュや頭皮を食べたりする強烈な人が多かったです。
また、知り合いの幅を広げたいと思う人も多く、頻繁に飲み会や交流会に参加している人もいます。ここら辺はフリーランスの多い業界だからかな?と考えています。

Web制作で残業が発生する理由

Web制作で残業が発生するのは、単純に仕事量が多いとか納期が短い、上流工程の業務じゃないからという問題だけではなく、様々な理由があると考えています。

  1. 仕事量が多い
  2. 納期に間に合わない
  3. そもそも残業込みのスケジュール計算
  4. 認めたくないが、実力不足
  5. コントロールできる範囲が少ない

1と2は文章そのままなので説明しませんが、結構多いんじゃないかな?と思います。

最初仕事をふられた時は全然大丈夫だけど、構成やデザインの変更・クライアント確認で時間が掛かりすぎて自身で設定していた終了予定日になっても終わらず、別の案件が走りだしてしまうなども、この1と2に入るイメージです。

3. そもそも残業込みのスケジュール計算

昔の勤め先にいた仲の良い営業マンがこのタイプで、年上で仲良くしてくれてるので文句は言わず、残業して対応していました。
しかし、個人的にはこのような営業マンは「適当に仕事している or 自分の成績だけを考えているタイプ」なので、普通に断るか、上司に相談して仕事の振り方などを見直してもらうことをオススメします。でないとずっと同じような仕事を振られ疲弊することになります。

4. 認めたくないが、実力不足

これもわかりやすいですが、認めたくないですよね。(笑)
ただ、実力不足な場面はどんな人にもあると思うので、そんな時は素直に技量が足りないことを見つめて次はどうすれば同じ轍を踏まずにクリアできるかを考えましょう。

自責で考えることで圧倒的に成長速度も高まりますし、同僚や先輩・上司に助けてもらえやすくなります。なにより、素直でいるとメンタルにも健全です。

5. コントロールできる範囲が少ない

ここでいうコントロールは、業務を調整するチカラです。
無理な納期で仕事の依頼が来た時に必要な営業日を相談したり、お客様からのチェックバックが遅い時に催促してスケジュール通りに進めたり、無理な理由を並べるだけではなく代替案を出して衝突なしで業務を進めるチカラがあるかどうかです。

これに関しては、コミュニケーションと周囲の人から見たアナタの実績でコントロール範囲が決まります。なのでやっぱり素直に自責思考で考えて仕事をしましょう。自責の方がコントロールできることも多いですしね。

会社サービス別のWeb制作残業状況

制作会社多いです。単純に仕事が多いのに、人がいないという問題もありました。特に、代理店を介してお仕事をいただいている場合は確認待ちなどで膨大な時間が必要になります。当時の私のスキルが足りなかったというのもありますが、今考えても多いと思います。
EC会社これも多いです。自社商品と仕入れた商品を販売している会社でしたが、楽天やアマゾンなどのモールのセールや頻繁なイベントやキャンペーンの対応があります。各モールで画像サイズや規約が異なるため、1つの商品を取り扱うと出店しているショップ分の作業工数が必要になります。
自社サービス会社少ないです。やはり、自社サービスなので社内で完結することが多く、コントロールしやすい環境になっています。
ただ、それにあぐらをかいて余裕がありすぎるスケジュールを組むと周囲の信用信頼を失うので、適正なスケジュールでしっかりと業務に取り組みましょう。

私がもし、次の会社を選ぶなら

残業だけで決めるなら、自社サービス会社一択ですね。間違いないです。
ただ、残業時間も大切ですが、働いている人も大切だと思います。暗い空気の会社は嫌ですし、かといって体育会系も苦手です。勉強しない人が多い環境やミスを改善しようとしない人が多いのも苦手です。そうなると結果、多くの人と会えるような会社を選ぶかもしれません。

お試しで働けたり、社内を見せてくれたり、面接でしっかりと時間を作ってくれたりなど、人事担当面接、配属チーム面接に重きを置いて決められたらいいと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
Web制作業界は基本的に労働時間が長いですが、残業時間が少ない業態は自社サービス会社です。
ただ、「仕事をしていてもスキルを高めることができない環境」や「人として、仕事としての考え方・向き合い方」を学ぶ機会のない職場もあります。
残業も大切ですが、自身が成長できるタイミングにあるか、そのような場所なのかも考えましょう。

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